2025/02/03
東京国際工科専門職大学様でリグの特別講義をさせていただきました
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こんにちは。
福本です。
少し前になりますが、東京国際工科専門職大学様でリグの特別講義をさせていただきました。
3時間の講義ということでしたが、リグは「骨やバインドなどのデフォーム」や「コントローラ作成」など、学ぶ範囲が非常に広いため、どの内容を3時間にまとめるか非常に悩みました。検討を重ねた結果、下記の内容に絞り、ハンズオン形式で講義を行いました。
<対象>
- モデリングを経験した1/2年生、リガー/TA志望の3年生
<時間>
- 3時間
<講義テーマ>
- 魅力的なキャラクターを作るための美術解剖学とプロポーション
<内容>
- 人体解剖学についての座学
- 骨打ち/ケージ作成/ウェイト調整(ハンズオン形式)
- 魅力的なキャラクターを作成するプロポーションの考え方について
コントローラについて悩んでいる学生さんも多いため、講義の依頼を受ける際には毎回、コントローラ作成に関する内容を検討するのですが、そもそもノードの概念や仕組みを説明する必要があり、数時間ではとても話しきれません。また、受講生にはモデラーやアニメーター志望の学生さんも多いため、全員が卒業制作などで役立つ情報を持ち帰ってもらうことを考えると、最終的には人体解剖学の話に落ち着いてしまいます。
ただ、人体解剖学の座学だけでは面白みに欠けるため、今回は人体解剖学の話に加えて、魅力的なキャラクターを作るためのプロポーションの考え方についても講義を行いました。
具体的には、8等身のリアル等身モデル、学生さんが作成した8等身のオリジナルキャラクターモデル、そして4等身のオリジナルキャラクターモデルの3つを用意し、私の方でプロポーションを調整しながら、それぞれの違いを説明させていただきました。
3時間は短いようで、学生さんにとっては少し長く感じたかもしれませんが、皆さんとても熱心に受講されていました。私自身も講義をしながら学生時代を思い出し、大きな刺激を受けました。
また機会があれば、講義内容をさらにブラッシュアップして臨みたいと思います!
学生の皆さん、ファイティン!